紙とペンだけで、自分のものさしを作る方法【保存版】

こと
2026年6月

このサイトのあちこちで「ものさしが必要」って話をしてるんだけど、ここはその作り方を、最初から最後まで全部まとめた保存版です。

用意するのは、紙とペン(スマホのメモでもOK)と、1週間。安心して自分のペースでやってみて。

はじめる前に:ものさしって何?

「ものさし」は、自分が何をいちばん大事にしたいかっていう、優先順位のこと。

お金なのか、時間なのか、人なのか、成長なのか。これが言葉になってないと、求人を見ても全部「良さそうだけど決め手に欠ける」になっちゃう。

比べられないものは選べないからね。

1つだけ注意。

よく似た言葉で「値札」(=自分の市場価値)は、ひとりでは作れません。値札は外から測ってもらう数字で、ものさしは自分の中から掘り出す言葉だから。

全体の流れ:4ステップ

  1. 集める(1週間) 日常と求人から、心が動いた瞬間の言葉を拾う。
  2. 磨く(30分) 集めた言葉に「なんで?」を重ねて、本音まで掘る。
  3. 順位をつける(15分) 「全部大事」を卒業して、1位から3位まで決める。
  4. 文章にする(5分) ものさしを、いつでも見返せる一文にする。

STEP1:集める(1週間)

最初の1週間は、考えなくていいの。拾うだけ。入口は3つあって、ぜんぶやってもいいし、やりやすいやつだけでもOK。

入口の1つ目は、「いいな」集め

定時で帰る同僚。在宅で働いてる友達。転職して楽しそうな同期。誰かを見て「いいな」って思ったら、スマホのメモに一言だけ残す。「いいな」は、感情が反応してる証拠だから。

入口の2つ目は、「嫌だ」集め

月曜の朝の憂鬱の中身を、1個だけ言葉にする。満員電車?会議?あの仕事?嫌の裏側には、大事にしたいものが隠れてるの。

入口の3つ目は、保存求人の逆引き

求人サイトに保存リストがあるなら、保存した求人をもう1回開いて、「なんでこれ保存したんだっけ?」って思い出してみて。

年収の数字?リモート可の文字?目が止まった理由のなかに、ものさしが隠れてる。逆に「これは無いな」って閉じた理由も、同じくらい大事だよ。

求人を見ると疲れちゃう人は、入口3はスキップでOK。1と2だけで十分集まります。

STEP2:磨く(30分)

1週間たったら、メモを並べて見返してみて。たぶん、繰り返し出てくる言葉があるの。「時間」「人間関係」「リモート」「給料」……それが原石。

原石が見つかったら、「なんで?」を3回重ねる。

たとえば「定時で帰る同僚がうらやましい」→なんで?→「夜の時間がほしいから」→なんで?→「平日が仕事だけで終わっていくのが嫌だから」→なんで?→「仕事と同じくらい、自分の生活を大事にしたい」。

ほら、最初の「定時」と、掘ったあとの「自分の生活を大事にしたい」って、けっこう違うでしょ。表面の言葉のまま止めないことが、このステップのポイント。

STEP3:順位をつける(15分)

磨いた言葉たちを、1位から3位まで無理やり並べます。

ここがいちばんの山場で、絶対「全部大事」って思うの。そう思ったら、自分への質問をこう変えてみて。

「もし両方は無理だとしたら、どっちを残す?」

「お金を1位にするのって、なんか浅ましいかな」みたいな変な遠慮が出てきたら、それも無視していいよ。誰にも見せないノートなんだから、正直になるが勝ち。

順位がついた瞬間、それがものさしの目盛りになります。

STEP4:文章にする(5分)

最後に、この型に当てはめて一文にする。

「私は、◯◯をいちばん大事にしたい。その為なら、△△は多少ゆずれる。」

たとえば「私は、自分の時間をいちばん大事にしたい。その為なら、年収は多少ゆずれる。」みたいな感じ。

前半(いちばん大事)だけじゃなくて、後半(ゆずれるもの)まで言葉にするのがコツ。求人選びで迷うのって、だいたい「何をゆずるか」の場面だから。

できた一文は、スマホのメモの1番上に置いておいて。求人を見る前に必ず読み返す。これだけで、求人サイトの見え方がぜんぶ変わるよ。

強み(値札の中身)も言葉にしたい人へ

職務経歴書を書く為に「自分の強み」を言葉にしたい人は、やり方がちょっと違う。

強みは自分の視点で探すと「当たり前フィルター」で消えちゃうから、他人の視点で探す必要があるの。

その方法は、こっちのページにまとめてあります。
職務経歴書が白紙のまま、何ヶ月も止まってるあなたへ

正直に言うと、ひとりだと止まりやすいところがある

最後に、つまずきポイントも正直に書いておくね。

1つは、STEP2の「なんで?」に自分で答えられないこと。「……なんでだろう」で止まるの。自分のことって、自分がいちばん見えないから。

もう1つは、STEP3の順位がつけられないこと。全部大事に見えて、手が止まる。

ここで止まったら、自分を責めなくて大丈夫。みんな同じところで止まるから。そういうときは、自分がどのタイプかを知ると、続きの進め方が見えてくるよ。

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